某小学校、校長室。
机の上に広げられた写真、それは一人の少女のものだった。
結城美由(ゆうき みゆ)。
肩までのサラサラの黒髪と、くりっとした大きな目をした可憐な少女だ。
「……君に決めたよ」
でっぷりと太った壮年の男が笑い、机の引き出しを開いた。
入っていたのは、黒いビンだった。それには何もラベルは張られていない。
それを大事そうに取り出すと机の上に置く。
男は背筋を伸ばし、意を決して瓶を一気にあおった。
飲み終えるや、椅子の背もたれにぐったりと横になる。
男が浮遊感に包まれながら身を震わせると、次第にその体から黒い霧が沸き上がってきた。
「溶ける、溶ける……!」
沸き上がる霧は止まらず、次第に凝り固まって宙に浮きあがり始めた。
そして、それはまるで意志を持つかのように、するするとドアの隙間から抜けていった。
「ぐふふふふ、待っていてね、美由ちゃん」
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体育の授業が終わり、体育着の少女……結城美由は、体育倉庫にバスケットボールのかごを運んでいた。
美由はかごを所定の位置に押し込むと、ぞんざいにしまわれたほかのかごや道具に気をとめた。
「もう、男子ったら……いつもてきとう!ドッジボールはこっちだって、いつもいってるのに」
「ちゅういしたら、また"いいんちょう"ってからかわれるし、ほんとやになっちゃう」
『ぐふふ、男子はひどい奴らだねえ』
「そうそう……って、え」
美由はあたりを見回したが、彼女のほかに人影はいない。
『怖がらなくても、いいんだよ』
「だ、だれ……?」
美由は胸の前できゅっと手を握り、体をちぢこませた。
『……これからは、私が美由ちゃんの代わりに全部やってあげるからねえ』
美由は、言っている意味を理解できなかったが、そこに込められた悪意を感じ取り、あとじさった。
「や……」
どことなく辺りが暗い。体育倉庫は明るい場所ではないが、最低限の明かりはある場所のはずなのに。
美由はかけだそうとした。
一刻もここを抜け出して、クラスメイトのいる教室に戻りたい。
だが、足が動かなかった。
それどころか、息も詰まってきた。
『駄目だよ、美由ちゃん。こんなところで走っちゃ……いけない子は没収だぞ』
美由は暗さの原因に気づいた。黒い霧が立ち込めているのだ。
気づいた時にはもう遅かった。
生臭いにおいのする霧が、美由の口めがけて迫ってきたからだ。
「……きゃ……わぷっ」
それは美由の体内に侵入すると、じんわりと全身へとめぐっていくように感じられた。
体中が熱くて、くらくらする。
早鐘を打つ胸の鼓動がだんだん遠くなる。
どこかで、笑い声が聞こえて、どす黒いものが満ちていく。
そうして、結城美由は意識を失った。
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結城美由は、片頬に当たった冷たい床の感触で目を覚ました。
腕をついて、ゆっくりと体を起こす。
「ふむ……」
手が胸元にかかり、するりと降りて未熟なくびれを滑り落ちる。
痛みもなく、目立った怪我もないことを確認するように。
そして、美由はにたりと笑った。
「……美由ちゃん、げっとぉ♡」
次の時限の開始の鐘が鳴っている。
美由は、それを気にも留めずに積み上げられたマットの上に腰を掛けた。
「あーあ、いやらしいおじさんが君の体を狙っていたっていうのに、どうして美由ちゃんはこんなところで一人になっちゃうかなあ……もしかして、本当は」
「うん、美由はね、おじさんに乗っ取られたかったの♡ このすべすべの足も、プルプルした唇も、最近ふっくらしてきたお胸も、ぜーんぶ好きに使っていいんだよっ。えっちなこと、いっぱい教えてね!お・じ・さん♡」
美由の真似をして、両手を握り、きゅっと脇を寄せておねだりのポーズをとる。
「それじゃあ、美由ちゃんの言うとおりに、おじさんがいっぱいスケベ仕込んであげるからねえ」
体操着のズボンに手をかけ、ずるりとおろす。そこには、可愛らしいリボンのついたパンツがあった。
「これ、美由ちゃんのお気に入りのパンツなんだね……くくく、馴染んできたわい」
せせら笑うと、それもずりおろした。
まだ毛の生えていない、つるつるの股間がひんやりした空気に触れる。
そこは、何かの期待に震えるように、じんわりと熱を帯び始めていた。
「おほっ、まだ未使用の第二次性徴まんこですねえ」
舌なめずりをしながら、割れ目に沿って指を這わせた。
鼓動の高鳴りで、頭が沸騰しそうになっている。
そして、指でそっと割れ目の根本……クリトリスを剥いた。
「いひっ!」
美由は衝撃を受けたかのように肩を震わせた。
「はーっ、はーっ……駄目だなあ、美由ちゃん……もうこんなエロい体になっていただなんて。おじちゃん、プンプンだよ♡」
恐る恐るクリトリスをつまみ、ぎゅっとこねた。
びくりと片足がはね、伸びる。
「……っか、ひ♡」
美由は快感が途切れるのを待たず、その小さな手で淫豆をこね始めた。
はじめは指先だけを使ってつまんでいたのが、指の腹を使い、おまんこを擦りながら、次第に激しくなっていく。
すると、おまんこもとろとろとよだれを流し始め、潤ってきた。
「ひっ、ひっ、美由ちゃんっ!美由ちゃんっ!!」
美由は自分の名前を呼びながら、おまんこをほじくるように擦った。
もはや大洪水になったおまんこは、擦るたびにねちょりねちょりと水音を返してくる。
美由は、下腹部に、切なさを感じ、何かが下りてくるのをほのかに思った。
「きぼちい!!きぼちいいよぉ!!!」
「ぅ、ひんっ!!美由まんこいっちゃう!!おじさんに勝手にほじくり返されて、初めてとんじゃううううううううううううん♡♡♡♡♡」
ぷしっ、ぷしゃああああ。。。
美由がイくと同時に、たまっていた膀胱が爆発し、足元にオレンジ色の水たまりを作った。
美由は、マットに横たわり、しばらく肩で浅い息をしていた。
「オナニーでこれだけ気持ちいいなら、ちんぽを入れたらどうなるんだろうな……」
指についた愛液をもてあそびながら、天井を見上げて呟いた。
「そういえば、私に文句をつけた、生意気な教諭がいたな。あいつを使うとするか……♡」
「うふ、待っててね、柏原せんせい♡」
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授業が終わって、生徒が下校を開始した頃合い。
柏原和人(かしわばらかずと)は、三階端の教室に向かっていた。
(結城美由ちゃん、か。確か5-3の生徒だったな。)
柏原は彼女のことをやや気弱な優等生タイプの生徒だと記憶していた。
胸ポケットにしまった手紙を意識する。
中には、こう書かれていた。
『
柏原先生へ
大切なそうだんがあります
一人できてください
結城 美由
』
そんな彼女がこんな連絡の仕方をするのだから、何かはあるのだろう。
だが、本当に一人で来てよかったのだろうか、その点だけが頭を離れないでいた。
考えながら歩いているうちに、三階端の教室についていた。
ドアを開くと、窓際に少女が立っていた。
その少女……結城美由は、ドアのほうを振り返ると、柏原めがけて駆け出してきた。
「ちょ、ちょっと……美由ちゃん?」
「先生……!」
美由は、その細い腕で柏原に抱き着いた。
それを柏原は受け止めると、後ろ手にドアを閉める。
顔は伏せられたままだったが、声のトーンと、その小さな肩が震えていることが彼には分った。
「……美由ちゃん、落ち着いて」
柏原は平静を装って、美由に声をかけた。
「……はい、せんせい……」
抱き着いたまま、くぐもった声が返ってくる。
「何があったか、話してもらえるかい」
「はい……実は、わたし……」
ちくり、と柏原はわき腹に痛みを覚えた。
そちらを見ると、注射器が刺さっている。
なぜ、こんなところに。シリンダーの中身が押し出されて減っていく。
それを握っているのは……美由の右手だった。
「……み、ゆ……ちゃん?」
がたりと、片膝をつき、ちょうど高さのあった美由の顔を見た。
笑っていた。
「せんせいに、遊んでほしかったんです」
「どうですか、気持ちいいでしょう……その薬」
柏原は何が起こったかわからず、ぱくぱくと口を開いた。
全身から力が、背筋から血の気が引いていくのに、一か所だけ熱くなっている箇所がある。
美由は、そこ、立派なテントを張る柏原の股間に触れた。
「せんせいのここ、苦しそう……楽にして、あげますね」
「な、で……こんな」
美由は答えず、ジッパーを下ろした。トランクスの穴を貫いて、勃起した一物が天を突いた。
「わあ、りっぱ。おとうさんのよりおっきいかも……くすくす」
「これから、美由はせんせいと遊びまーす♡」
美由はスカートともに、パンツを下ろした。
すでに、その下のおまんこは糸を引くほどに潤っていた。
柏原はこの異様な光景に、目をぎょろぎょろとさせながら、必死に声を出そうとした。
「……ゆ、ちゃん、いけない。そんな、ことを、したら」
「せんせー?そんなこといって、美由のこどもまんこみて、興奮しちゃってるのは誰ですかー?」
美由はそのまま、柏原の陰茎をにぎりしめ、上下にさすった。
手の内でびくびくと張り詰め、今にもはち切れそうになっている。
「せんせいのここ、あっつい♡」
ちゅこ、ちゅこ、ちゅこ、ちゅこ
我慢汁でどろどろになった小さな手のひらで、柏原のちんぽをさらにしごきあげる。
時にゆっくり、時に急に、長いストロークで変化をつけて擦っていく。
「あ、ぐ……!」
柏原は短く呻き、達した。
ぱたぱたと、白い汁が美由の手を汚す。
美由はそれを指の間で糸を引かせながら、ちゅぱちゅぱと美味しそうにしゃぶった。
「せんせいの子供汁、ごちそうさまでした♡」
「それにしても、先生には幻滅しました。普段は清廉潔白ですって顔をしながら、美由ちゃんの小さな手に射精するなんて……やっぱり、先生もオスなんですね」
美由が、じとりと半眼を向け、笑う。
柏原は違和感を感じた。これは、本当にあの結城美由なのか?
美由が柏原を押した。
かろうじて膝立ちのまま耐えていた体が、後ろへと倒れる。後頭部が固い床に当たり、一瞬目の前で火花が散った。
「ぐぅ!」
「いけないことしてるのに、なんでこんなにちんぽおっきくしてるんですかあ? おしえてください、せんせー」
美由は、あおむけに倒れた柏原の先生のちんぽを上履きで踏みつける。
「いけないちんぽ潰れちゃえ、潰れちゃえ!!きゃははははははっはは!!!」
ぐにぐにとゴム底で擦られ、一度は萎えかけていた一物が再び勢いを取り戻す。
美由はその様子を満足げに見下ろした。
「ふーん、上履きで踏まれただけでおっきくしちゃうんだあ……マゾちんぽせんせい♡」
ぎゅむっ!
美由は押し込むように靴でちんぽを擦りあげた。
柏原の一物は、それに耐えきれず、びくびくと痙攣しながら白濁液をまき散らした。
「あはははははは、私に歯向かった小僧が、良いざまですね!!」
「とはいえ、これ以上やってはたたなくなってしまいそうです……そろそろ、メインディッシュをいただきましょうか」
美由は柏原の上に跨り、彼のネクタイをほどいた。
「な、に……を?」
「つぎの遊びですよ、せんせ♡」
ほどいたネクタイをいまだに怒張してパンパンになっているちんぽに結んだ。
「これでよし、と」
「せんせー、いくよ……♡」
美由は腰を浮かせ、股間を柏原の一物にこすり付けた。
「や、め……!」
ずちゅん!
一気に浮かせた腰を落とした。
未熟な膣が異常なほど膨れ上がった大人の一物を迎え入れ、血をにじませた。
「はあああああ……」
走る鈍い痛みに、美由は恍惚と身を震わせた。
「入った……美由ちゃんのこどもまんこ、入っちゃった♡」
次第にゆっくりと、腰を動かし始める。
痛みとともに、かすかな快感が沸き上がってくる。それはどんどんと勢いを増し、腰のグラインドを速めた。
ちゅぐ、ちゅぐ、ちゅぐ……
「ひぎっ、あくぅ……!ちんぽ、ごりごり、こすれてっ……!」
「しきゅぅ……降りてきて、キスされてるう♡♡♡」
「あぅ……!」
「おほ!!きた、きたきたきたきたきたきたアクメくるう!!!!」
必死に目をそむけている柏原。
そのうえで、美由は狂ったように腰を振った。
「いぐうううううううううう♡♡♡♡♡♡」
ぴんと手足を突っ張らせ、美由が痙攣した。
それとは対照的に、柏原の股間は結ばれたネクタイでぎゅうぎゅうに締め上げられ、苦しげだった。
美由はぐったりとしながらも、
「……出したい?ねえ、ろりまんこにおもいっきりびゅびゅーって出したい?」
快感に浸りながら、美由は柏原に笑いかける。
「でも、だ~め♡」
美由は、ネクタイを締めあげ、体内からちんぽを引き抜いた。
空打ちした一物が、金魚の呼吸のようにぱくぱく収縮する。
美由はそれを蹴飛ばした。
ネクタイが外れ、あらぬ方向へと精液が暴発する。
「せんせ、今の、もっとたくさんの人に見てもらおうね♡」
美由は、教室の奥に置かれたビデオカメラに向けてピースをした。
ビデオカメラのレンズを、とろりと一筋白濁液が伝った。